ミラノダーマ

しつこい腕のブツブツの症状

腕の小さなブツブツが気になっておられる方がよく診察に来られます。
この腕の小さなブツブツは医学的には毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）と呼ばれており、皮膚の毛穴に小さな発疹がたくさんできる一般的な皮膚疾患です。
症状としては、ザラザラとした触感のブツブツが見られ、通常は痛みやかゆみを伴いませんが、見た目が気になることが多いです。
毛孔性苔癬は、10代の約30～40％に見られる一般的な皮膚疾患で、特に思春期に症状が強く現れます。年齢を重ねるにつれて自然に軽快していくことが多いです。

毛孔性苔癬の治療法

この毛孔性苔癬を自分で治療しようとして、高い保湿剤や美容クリーム、市販の塗り薬など色々試したけどイマイチだった…という方が多く、診察時にご相談をよくいただきます。
ただ実は保険治療では効果的な治療法がなく、当院では自費治療のミラノダーマ（ミラノリピール×ダーマペン）の治療をおすすめしています。

ミラノダーマとは

ミラノダーマは、ミラノリピールとダーマペン4を組み合わせた美容施術で、肌の再生（ターンオーバー）を促進し、さまざまな肌の悩みを改善することを目的としています。

ミラノリピールは、イタリア・ミラノから導入された医療用ピーリング剤で、トリクロロ酢酸（TCA）を含む5種類の酸を配合しています。
これにより、古い角質を除去し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。肌のターンオーバーを促進し、ニキビや色素沈着、毛穴の開きなどの改善が期待できます。

一方、ダーマペンは、超極細針を使用して肌に微細な穴を開けることで、自然治癒力を高める治療法です。
このプロセスにより、コラーゲンやエラスチンが生成され、肌のハリや弾力が向上します。ダーマペンとミラノリピールを組み合わせることで、薬剤がより深く浸透しやすくなり、その効果が相乗的に高まります。

注意点と施術の流れ

施術後はお肌が再生する期間中（約1週間）は皮ムケが起こります。また施術後に一時的な赤みや腫れが見られることがありますが、多くの場合は数日で収まります。
また、リスクとして色素沈着やニキビの悪化が起こる場合があるので、気になる方は施術前に院長にご相談ください。

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